ホントはトップ絵の「りぼんちゃん」を描いてたのですが、色々と気になる事があったので漫画にしてみました。
気になった事は、漫画に描いた通り、アニメや漫画での「左右」の描写や演出などです。
何年も前から気になってたのですが、欧米の漫画は「左綴じ」。つまり読者から見て左のページから読み進めるのですが、コレって描きにくいんですよねえ。
読み進める方向、いわゆる「視線誘導」とか言う方向と、キャラクターのポーズや顔の向きは一致させた方が絵にイキオイが出て格好良くなるのですが、欧米の左綴じ漫画だと描きにくい方向から描く事になります。
加えて、人間なんて右利きの人が多いので、右手でナニかする姿勢を描くと、右腕で身体や顔を隠しちゃうので格好わるいンですよ。
それでもって以前、竹熊健太郎氏が日本の漫画を海外展開するために、日本の漫画も左綴じにしようと提案したそうですが、コレが滅法評判が悪いんです。まあ当然ですわね。これが気になったのですよ。
左綴じ漫画はキャラクターを「上手」から登場させにくいし、スピード感が無くなるし、漫画家も描きにくい。現に欧米漫画を見ると、あんまり視点誘導とか気にせず、ゴチャゴチャした漫画が多いみたいです。これでは日本では受けません。
大友克洋がAKIRAの海外版のために、わざわざ膨大な手間をかけて左綴じ仕様に描き直してますが、見開きで絵のバランスが一部崩れてたり、イキオイが無くなったりしてます。しかし、ドラゴンボールなどの海外版は、日本と同じ右綴じのママ売ってます。コレで良いんですよ。
アップした漫画は、ヤマトの例を出してますが、イスカンダル往復航路で、往路の時にヤマトが上手から進んで来るのはカナリ徹底されてます。
他のアニメなどの例も調べると面白いかも?
例えば最初のアムロガンダムは左手に盾を持ってますが、ガンダムが上手から登場すると盾でガンダムボディを隠せるので作画の手間が省けるのです。
矢吹丈も右でクロスカウンターを撃つ場合は、丈は上手に立ちます。
時代劇でも日本の武士は左の腰に刀を差し、右手で抜刀するので、上手に描くと格好良くなります。
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