今回の記事は山本弘著『こんなにヘンだぞ!空想科学読本』などを読んで無いとワケ分からんです。
「ガミラス星とイスカンダル星は距離が近過ぎるんじゃないか?」
とは1974年の昔からよく言われている事です。
これはデタラメな著述で有名な柳田理科雄に対する記事です。
しかし、それってテレビ画面を観ただけの推定でしょ?山本弘会長自ら「柳田時間」「柳田距離」などと批判しているのと同じ事をしている。
ガミラスとイスカンダルの距離を考える前に地球と月の大きさなどを考えてみましょう。
地球に対して月と言うのは随分と巨大な衛星です。惑星に対してココまで大きい衛星は太陽系には冥王星くらいしかありません。冥王星は準惑星に降格しちゃったけど。
Wikipediaなんかみてみると、
月の直径:3474.3 km
地球
赤道面の直径:12756.274 km
極方向の直径:12713.5 km(赤道面よりちょい短い)
地球を廻る月の軌道
近地点距離:363304km
遠地点距離:405495km
なのだそーです。軌道と地球、月を同じ縮尺で描いてみると……
えー!月って小さいのね。夜空では大きく観えますが、その距離は月直径の100倍チョイもあります。
身長170cmの人物を170m先から見ている様なモノです。
野球の硬式球は直径7.3cm程度ですが、野球の硬式球を7.3mから8m足らずの距離から見ている様なモノです。ちょうど打者・投手間の真ん中あたりのボールをバッテリーと打者が見ている様なモノです。
SFアニメや映画で地球と月をセットで描こうとすると、バカ正直に一番離れて観えるアングルからは描かないでしょう。
月軌道の外から望遠レンズで2つの星をセットで描くでしょうねえ。この絵で
「地球と月が近過ぎる!」
っと文句を言うのは野暮です。
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